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2014 2/1地元可児市文化創造センターalaに於いてロータリー財団地区補助金事業であり新世代奉仕・ポリオ資金推進(募金)を目標に 「決断 命のビザ 杉原千畝物語 水澤心吾一人芝居」を上演致しました。可茂RCは主な観劇対象を千畝の郷里八百津の小中学生に絞り、彼らの心に人道的博愛精神を養うことを主旨として、85名の生徒と父兄を中心に、メンバーの大半とその家族、人権啓発センターの協力によって300人程の観客を集めました。人命が今よりも軽く扱われていた当時、千畝が記述したビザ発給を決断した理由に「人道主義、博愛精神第一」を掲げるということの重大さも、実行の難しさも、人権が尊重される現代とは違うものでした。千畝の苦悩を本当の意味で想像することは非常に難しいですが、様々な要素が絡み合い複雑で緊迫していた状況下での千畝の苦悩や決断から我々はロータリーアンとして多くのことを想像し、多くのことを学ぶことができました。上演前の代表挨拶の中で可茂RCの会長として、このイベントがロータリーが長年続けて来たポリオ撲滅活動への理解推進を併せて行っている事、その為会場の所々に「END POLIO NOW」(今こそポリオ撲滅とき)と書かれた寄付箱が置かれている事、又、「撲滅まであと一歩です」と書かれた手作りのチラシを配り、再流行が起きた場合今後10年間に毎年20万人以上の子供達がポリオによって身体麻痺となると推定されているため、「千畝と同じく人道的博愛精神を拡げ全世界の子供達がポリオから救われる夢を共有して参りましょう」と呼び掛けました。さらに、上演後にはメンバーが始めて全員寄付箱を持って帰る観客に寄付を募りました。全世界にいる120万人のロータリーアンは、その豊富なネットワークを生かし地域の責任あるリーダーとして今回のような新世代のための活動や新世代との協力等の青少年の教育を始め、きれいで安全な水の提供、疾病の予防等の保健の改善、識字率の普及、平和への努力といった平和の推進活動等世界の難題にこれからも取り組み続けなければなりません。我々可茂RCもこれらの重点課題を勇気をもって見据え「誰かがしてくれるのを待つのではなく、我々に何ができるか」を考え、必要な変化をもたらしていくために「奉仕の精神」を発揮するよう鼓舞されました。